織田信長の準正室!?「生駒吉乃」という女性が戦国時代にもたらした大きな影響【後編】:2ページ目
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その他の影響
ところで、信長と吉乃が出会った生駒屋敷では、他にも後世に大きな影響をもたらしたさまざまな出会いがありました。
例えば、豊臣秀吉の片腕として活躍した蜂須賀小六は生駒氏と縁戚関係にありました。
彼は1557(弘治3)年頃には生駒家の食客となり、その後、川並衆を束ねていきます。当時の木下藤吉郎と小六が最初に出会ったのも生駒屋敷だったそうです。
また、蜂須賀小六の義兄弟である前野将右衛門長康(後に秀吉の重臣・家老となる)も、生駒家に出入りしていました。
さらに言えば、秀吉と信長を引き合わせたのも吉乃だったという逸話が残っています。当時の木下藤吉郎が信長の草履取りをすることになったのも、生駒屋敷での出会いがきっかけだったとか。
生駒家、ならびに生駒吉乃という女性は、これほどまでに歴史に大きな影響を与えていたんですね。
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