なんと背丈よりも長い超ロングヘアー!なぜ平安時代の女性たちの髪の毛は長かったのか?:2ページ目
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実際の髪の長さはどれくらいだったの?
髪の長さは個人によって違ったようですが、だいたい自分の身長かそれよりも少し短いか長いかでした。
当時の女性たちは140~150cmくらいの身長だったようですから、少なくとも1mは超えていたことになります。
ちなみに、歴史物語の『大鏡』には、当時の権力者・藤原道長の4人の娘について、以下のように髪の長さの記載があります。
- 彰子の髪:着物の裾よりも長い
- 妍子の髪:着物の裾より一尺ほど長い
- 威子の髪:身長より少し長い
- 嬉子の髪:身長より七、八寸長い
長い髪が称賛されるけれど……
長い髪が美人の条件だった平安時代。長い髪が称賛される場面は文献にもよく登場します。
しかし、紫式部の『源氏物語』には、上品な尼を見た光源氏が「髪の美しげにそがれたる末も、なかなか長きよりもこよなう今めかしきものかな」と思う描写もあります。これは、「髪がきれいに切りそろえられて、長い髪より新鮮で良い」という意味です。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
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