日本書紀上NO.1の暴君!武烈天皇の本当だったらヤバすぎるエピソード【前編】:2ページ目
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髪を抜き、木に登らせ……。
日本書紀では更に武烈天皇についての残虐な行為の記述が続きます。「四年の夏四月に、人の頭髪を抜きて、梢に登らしめ、樹の本を切り倒し、昇れる者を落死すことを快としたまふ」。
意味は、「人の髪を抜いて木登りをさせ、木の根元を切り倒し、登らせた者を落として殺して面白がった」という事です。
犠牲となった「人」は何か犯罪でも犯したのでしょうか。たとえそうだったとしてもかなりひどい処刑方法ですが、何もしていない善良な人間をこのような目に遭わせたとしたら武烈天皇ヤバすぎる……。
過激化する残虐行為
更に記述は過激化していきます。
「五年の夏六月に、人を塘の樋に伏せ入らしめ、外に流出づるを、三刃の矛を持ちて、刺殺すことを快としたまふ」。人を池の樋に入らせ、そこから流れ出る人を三つ刃の矛で刺し殺して喜んだという記述です。
お気付きでしょうか、この頃から最初は見られなかった「快としたまふ」という一文が加わっているのです。殺人を楽しむ姿、めちゃくちゃ怖いですね……。
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