着物はとってもエコな服

Japaaan編集部

日本の伝統的な服といえば着物があります。しかし、最近ではあまり普段着ているという人は多くありません。
どうしても着付けが面倒というイメージがありますし、七五三や成人式の時のようにギュッと締め付けられては毎日なんて着られない・・・というイメージもあります。

でも、ちょっと前まではみんな普段着が着物だったんです。
着付けもそんなにギュッと締め付けたりはしていなかったそうですよ。

それに着物はとってもエコなんです!
もしもおばあちゃんのたんすに着物が眠っていたら、ぜひ取り出して袖を通してみて下さい。

いつの時代もそのままの形

おばあちゃんのたんすに入っている着物がまだ着れるのはなぜでしょうか?もしもこれが洋服だったら、きっととてもじゃないですけど古く感じてそのままでは着れないですよね。
うんと昔のものでも着物が着れてしまうのは、その形にあります。
着物はつい最近作られたものでも、50年前に作られたものでも、基本的な形が変わらないのです。

洋服の場合にはほとんど毎年といっていいほど流行の型が変わりますよね。そうなってしまうと、去年の洋服はもう既に遅れているので着れないというようなことも出てきます。
でも着物ならそんなことありません!
合わせる小物次第で何十年だって着られるのです。

しかも洋服なら絶対に選ばないような派手な色や柄が楽しめるのも着物の魅力。アンティーク着物ほど奇抜な色柄のものがたくさんあったりしますので、むかし着物もぜひチェックを!

着物のリサイクルは生活の知恵

着物は型が変わらないから何年でも着ることができます。そうして着古した着物は、こんど綿を入れて半纏にして冬の防寒に使うことができます。それもボロボロになってきたらこんどは小物類に使っていきます。
そんなふうにして、最後の最後まで手仕事によって再生して使われていくというところも、着物がエコであるゆえんです。
洋服ではこうはいきません。

着物と洋服、どちらにもそれぞれの良さがあります。両方の良さをうまい具合にミックスして、おしゃれもエコに楽しみたいですね。

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