2021年に刊行された書籍『土偶を読む――30年間解かれなかった縄文神話の謎』の著者、竹倉史人さんの最新作『土偶を読む図鑑』が発売されました。
本書は、「土偶は植物や貝類をかたどったフィギュアである」というユニークな新説で話題となった竹倉史人さんによる、2021年4月に刊行された書籍『土偶を読む』を、豊富な写真やイラストで読み解くオールカラーのビジュアル図鑑となります。
国宝・重文をふくむ土偶の写真を約80点掲載!
土偶と植物の形をビジュアルで比較できるように、正面だけではなく側面、背面にいたるまで、約80点もの土偶の写真を掲載しています。
また、竹倉説の根拠となる10種の土偶(ハート形土偶/中空土偶/合掌土偶/山形土偶/結髪土偶/刺突文土偶/星形土偶/みみずく土偶/遮光器土偶/縄文のヴィーナス)に加えて、『土偶を読む』には載っていない類例の土偶や国宝、重要文化財の土偶も収録します。
豊富なイラストで土偶の理解が深まる!
はじめて土偶に興味をもった方が読んでも分かりやすい内容にするため、土偶の写真に加えて豊富なイラストで解説。縄文人の生活を再現したジオラマや、竹倉土偶論のきっかけとなったフィールドワークに代表される「縄文脳インストール作戦」を描いたマンガも掲載しています。
ほかにも、竹倉氏の思いを代弁するキャラクター「タケクラくん」も登場。楽しみながら図鑑を読み進めることができます。
新発見の竹倉土偶論や、充実したコラムが読める!
『土偶を読む』の出版後に新しく発見した、竹倉氏の土偶研究の成果も本書に収録。 国宝の「縄文の女神」や「仮面の女神」、三内丸山遺跡の「板状土偶」、骨臓器とされた「土偶形容器」なども扱っています。
そして、読んだらきっと誰かに話したくなる土偶のコラムも多数掲載。本書の内容の濃さに、お腹いっぱいになること間違いなし。
『土偶を読む図鑑』は2022年4月18日(月)から発売中です。価格は1980円(税込)。