徳川家康の健康オタクぶりに驚愕!食事・運動・薬学まで…まるで管理栄養士:2ページ目
突き抜けた健康生活
また家康は季節外れのものは口にせず、旬の食材だけを口にしていました。彼がまだ戦国武将だった頃、織田信長から贈られてきた季節外れの「桃」を、家臣が珍しがって感心する中で、家康だけは「季節外れのものは食べない」と食べることを拒んだという逸話が残っているほどです。
また、たとえ夏場でも火を通したものを食べるようにし、身体が冷えるものは摂取しなかったそうです。
現代では、こうした食習慣がいかに健康にいいかは科学的に実証されていますが、家康はそれを全部分かっていたのでしょうか? それとも、人間の知識というのは意外と300年経っても根本的なところはアップデートされておらず、私たちは健康についての知識を「発見」したつもりになっているだけなのでしょうか?
彼の徹底した健康生活ぶりを見ると、そんな風に考えさせられます。
さらに家康は食事だけではなく、運動も欠かしませんでした。年を取っても鷹狩り・剣術・水泳・乗馬を好んでおり、病気にもかかりづらかったそうです。また日常生活でも香を焚いたりして、今で言うアロマテラピーを楽しんでいたとか。
さらに、なんと彼は薬学を学んで、自分で薬の調合もしていました。薬草も100種類以上を栽培していたそうです。