銃弾をも容易くかわす!?合気道を考案した最強の男「植芝盛平」とは【前編】:2ページ目
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北海道移住での苦難
盛平一行は北海道のしらたきに到着すると、春にも関わらず大量に積もった雪を見て驚愕しました。「こんな環境で北海道開拓は無理だ」と団員たちがうなだれるなか、盛平は「ここが私たちの新しい故郷になるんだ。早く住みやすい村を作ろう」と喝を入れたのです。
盛平は寒さの厳しい環境下でも、1年間で約500本もの大木を切り倒したのだとか。
このような厳しい環境のなかで盛平は、「苦難に立ち向かう不屈の魂、諦めない反骨精神、人を思いやる優しさこそが本当の強さだと気づいた」と語っています。
合気道との出会い
北海道移住から4年後、仕事で立ち寄った北海道えんがるの民宿で大東流合気柔術の創始者・武田惣角と出会います。
武道でも力でも誰にも負けないと思っていた盛平ですが、いとも簡単に惣角に敗北し、はじめて武道は力ではないと思い知るのです。
それから盛平は惣角のことを師と崇め、惣角も盛平の逞しい体と鋼の精神を認め、自身の持つすべての技を叩き込みました。
後編では合気道を極めた盛平が銃弾を2度も避けたと言う実験や彼の残した功績について紹介したいと思います。
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