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「鎌倉殿の13人」まさかのコミカル展開(笑)今日からお前らみんな武衛だ!第8回「いざ、鎌倉」振り返り

「鎌倉殿の13人」まさかのコミカル展開(笑)今日からお前らみんな武衛だ!第8回「いざ、鎌倉」振り返り:3ページ目

北条時政(演:坂東彌十郎)

甲斐の武田信義(演:八嶋智人)へ使者に発ったものの、頼朝からの冷遇にやる気をなくしている時政。

義時「佐殿は父上を買っておられるのです。期待に応えましょう」

……すぐ後に使者の任務は誰でもよかったことが判明、重ねてがっかりさせられます。

頼朝の側近として活躍する義時の成長ぶりを素直に喜べない複雑な心境が、しみじみと演じられていました。

そんな時政の様子に感づいて、妻のりく(演:宮沢りえ)は不満な様子を表し始めます。後に鎌倉幕府を揺るがした悪女の片鱗を、そろそろ見せ始めるかも知れません。

ともあれ時政の復活?に期待したいところですが、さてどうでしょうか。

梶原景時(演:中村獅童)

石橋山の合戦で頼朝を破ってからたった一ヶ月半で完全に逆転されてしまった大庭景親(演:國村隼)を見限り、決別した梶原景時。

義時の依頼を受けて女物の装束を用立てる代わり、投降の仲立ちを依頼しました。

景時「しかしよい折であった。某、大庭殿とは袂を分かったところ」

義時「なんと!」

景時「粗暴な男は苦手でな」

……この「粗暴な男」と聞くと、野武士を騙し討ちにし、里芋を握り箸で突き刺した義経を思い出します。

後に義経と対立し、讒訴によって破滅に追い込む未来を暗示しているようなセリフでした。

終わりに

挙兵から二ヵ月弱、鎌倉入りに際して。

義村「何を考えてる」

義時「この様子、兄上に見せたかった」

また政子たちを迎えに来たとき。

義時「全て兄上の思い描いたとおりに進んでおります」

政子「鎌倉は、住みよい所だと聞いています。これからは、いいことしか起きないような気がする」

義時「……そうなるよう努めます」

かくして鎌倉入りを果たした義時たち。第1回で「平家をぶっつぶすぜ!」と意気込んでいた亡き兄・北条宗時(演:片岡愛之助)の面影を目にうかべたことでしょう。

しかし全成(演:新納慎也)の占い(家族の縁薄く、主は不慮の死を遂げる)や政子を睨む(演:江口のりこ)の視線など、前途多難な様子。

京都からは平家の追討軍も迫っており、武田信義との連携が鍵となるのですが……果たしてどうなるのでしょうか。

3月6日(日)放送の第9回「決戦前夜」、楽しみですね!

※参考文献:

 

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