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昔から日本人を支えてきた「弁当」のはじまり ~日本史におけるお弁当【前編】~

昔から日本人を支えてきた「弁当」のはじまり ~日本史におけるお弁当【前編】~

お弁当箱は安土桃山時代に!

安土桃山時代には、弁当箱が登場します。それ以前は、笹谷竹の皮に包んでいましたが、これは、箱型のものです。この時代からは、花見や茶会の場で弁当を食べるという習慣が始まったそうです。現代でいうところの、ピクニックのようなものでしょうか。

イエズス会が発行した『日葡辞書(日本語―ポルトガル語の辞書)』にも、「弁当」という言葉が載っていますし、1597年の辞典「易林本節用集」にも同様に載っています。また、お弁当箱も、単なる食べものの入れ物ではなく、ときには蒔絵も施されるなど、食事を楽しむ工夫がされていました。

いかがでしたか?今回は古代から近世までのお弁当の歴史をご紹介しました。次回の記事では、江戸時代から近代にかけてのお弁当の歴史をご紹介します。

この記事が、みなさんが少しでも歴史に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

【後編に続く】

 

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