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戦国時代で唯一落城しなかった最強要塞の城で起こった武将・石田三成との激闘

戦国時代で唯一落城しなかった最強要塞の城で起こった武将・石田三成との激闘:2ページ目

大雨の影響で忍城ピンチ

大雨で沈みはじめた「忍城」のピンチを救ったのが、映画「のぼうの城」の主人公のモデル「成田長親」で、忍城の城主・成田氏長の従兄弟でした。

農作業が好きで農民の手伝いするのですが、不器用でかえって邪魔をしてしまうことから「でくのぼう」や「のぼう様」とよばれていたようです。しかし、おおらかな人柄で人々からは愛されていました。

長親は敵にバレないよう堤防に穴をあけて水を掃こうと提案します。映画やドラマでは、この時、敵の気を引くために長親が小舟に乗って田楽踊りをするシーンが描かれていますが、実際は「思ったより水が少なくてよかった」と宴をしていたのだとか。

また、放流は成功し、三成軍300名ほどが水に流され命を落としました。

健闘するも敗北した忍城

開戦から1か月経っても忍城を落とせない三成のもとに、「上杉景勝」や「前田利家」率いる大部隊も駆けつけますが、長親たちの籠城は続きます。

しかし北条家が降伏したことで、忍城の城主・氏長が長親や庶民を説得し、開城したことで木崎原の戦いの幕が下りました。

その後、秀吉が日本を統一して南蛮文化が栄えていきますが、それはまた別の機会に。

成田長親の活躍に触れる

10倍ほども差のある三成軍に抵抗し、宴まで開いた長親たちの勇士は、現代もドラマや映画となり語り継がれています。

今回の記事を読んで長親に興味を持たれた方はぜひ、映画「のぼうの城」をはじめとする作品にて、その活躍に触れてみてください。

 

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