人柱など必要ない!少女の命を救った戦国武将・毛利元就の教え「百万一心」とは:3ページ目
終わりに
「……それで郡山城のあの一角が『姫の丸』と呼ばれるようになったのじゃ」
「そうだったんですね」
人を守るための城を築くのに、人の命を捨てては本末転倒。みんなが心と力を合わせることこそ、どんな城よりも堅い守りとなることを、元就は主張したのでした。
けっきょく石碑の現物は見つからずじまいでしたが、昭和6年(1931年)には拓本を元に石碑を複製し、吉田郡山城にある元就の墓地境内に建立。
元就の精神は、今も人々の心に受け継がれています。
※参考: