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敵の首を2つ刀に刺して…鎌倉時代中期、蒙古襲来の際に活躍した武将・菊池武房

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蒙古襲来絵詞と菊池武房

蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)とは、鎌倉時代後期に作られたとされる絵巻物です。肥後の御家人であった竹崎季長(たけさき/たけざき すえなが)が元寇での自らの戦いを描かせたものと言われています。

竹崎季長は、菊池武房が文永の役で敵の首を2つ、刀に刺して郎党に持たせ、去ろうとしたときに出会ったといわれています。そして、菊池武房の勇敢な姿に感銘を受けた竹崎季長は、戦における証人になってほしいと言い、駆けていったといわれています。

また、弘安の役においても、竹崎季長は、菊池武房に自分の手柄の承認になってほしいと頼んだそうです。

いかがでしたか?今回は、鎌倉時代に元の進軍から日本を守った名将・菊池武房(きくち たけふさ)についてご紹介しました。

幕府からの恩賞も少なく、やや不運な人生だったかもしれませんが、この記事が、みなさんが少しでも彼や彼が活躍した鎌倉時代に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

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