戦国時代、魔術にドハマりして空を飛んだ!?”魔法半将軍”と呼ばれた武将・細川政元:2ページ目
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政元の奇行の数々
半将軍として幕府の実権を握った政元ですが、空飛ぶ天狗の話を聞いてから「自分も空を飛びたい」と思い、周囲の人からすれば首を傾げるような「修行」に励みはじめます。
天狗になるために修行していた政元は、40歳まで女人禁をうたい、「制飯綱の法」や「愛宕の法」の鍛錬を欠かさず、山伏のように修行し、経を唱えていたと言います。「飯綱の法」や「愛宕の法」とは現代で言う妖術や魔法と呼ばれるものでした。
真実は定かではありませんが、日々鍛錬していた政元は、その類の魔術が使えたと言います。そして、魔法半将軍とも呼ばれたようです。
そんな政元の奇人ぶりを揶揄してか、政元邸では「夜中に怪鳥が出現する」「生首が浮いて見えた」などという、気味の悪い噂が絶えませんでした。
政元の最期
ひたすら「天狗」への道を諦めなかった政元は、女人禁制を厳しく守っていたため、奥さんも子供もおらず、2人の養子をもらいます。
しかし、政元の後継を巡って2人の養子がもめてしまい、細川家を分裂させる大きな内紛がおこってしまうのです。
天狗の修行を積み、魔術が使えると噂された政元でしたが、入浴中に暗殺されてしまうという、何とも呆気ない最期を迎えるのでした。
夢叶わず?
政元の後半の人生は、「天狗」に費やしたと言っても過言ではありません。真面目に修行をしていたものの、天狗のように空を飛ぶ夢叶わず、入浴中に暗殺されてしまいました。
もしかしたら暗殺されたのではなく、政元の魔術で魂だけが天狗となり、後継者争いなどのしがらみから解放されて大空に旅立ったのかもしれませんね。
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