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伝統工芸でインスタント食品の容器を再提案する企画展「FAST & SMART」

伝統工芸でインスタント食品の容器を再提案する企画展「FAST & SMART」

カップ麺をはじめとしたインスタント食品は今や日本の食文化の1つと言っても過言ではないでしょう。カップ麺の国内年間生産量は今や35億食に達しているそうです。

そんなインスタント食品の容器を、伝統工芸に携わっている職人さん、作家さんが再提案する企画展「FAST & SMART」が石川県立伝統産業工芸館で2014年6月1日 (日)まで開催中です。

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伝統工芸品がなかなか若い世代の生活に入り込めない現状がありますが、若い世代に親しまれているインスタント食品と伝統工芸を組み合わせることで、人とはちがった新スタイルを提案できるのではという試み。

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作品を提案している作り手の分野は様々で、漆、木、金属、陶器、石、竹、テキスタイル、水引、染めなど多岐にわたります。27組28人の職人さん、作家さんが参加しています。

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こちらは本江和美さんの作品。熱くなる容器を竹かごに入れることでより安心安全に。

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こちらは佐藤貴彦さんの作品。カップ焼きそばを伝統の形に納める試み。

インスタント食品というと手軽に食を済ますというイメージがありますが、このように容器に気を使ってみることで、食への楽しみとこだわりが増えるでしょうし、こういった形で伝統工芸が現在のライフスタイルに歩み寄るというのはとてもワクワクしますね。

企画展「FAST&SMART」は石川県立伝統産業工芸館(1F エントランスホール展示スペース)にて、2014年6月1日 (日)まで開催中です。

FAST & SMART | 石川県立伝統産業工芸館
石川県立伝統産業工芸館ホームページ

 

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