政治に関心なし?ペリー来航という不運に翻弄された12代徳川幕府将軍「徳川家慶」:2ページ目
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家慶の後は家定が、13代目として将軍職に就任します。
学校の社会科の時間に、ペリー来航の前後について習っていた記憶をお持ちの方も多いと思います。ただこの時期はどうしても老中や大老たちの話はでてくるけど、将軍の話がほとんど出てこなかったのも、こんな事情があったからかもしれません。
家慶の亡くなった翌年、幕府はアメリカと和親条約を結ぶことになります。鎖国体制はこうして崩れ、日本はいよいよ幕末の動乱期に突入するのです。
激動の時代に将軍となった徳川家慶。時代がもう少し平和であったならば家慶も、文芸に秀でた将軍として、今よりも知名度があったのかもしれません。
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