武田信玄が行った人材活用術。それこそが戦国最強軍団を生み出した原動力だった【後編】:2ページ目
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信玄を支えたバラエティに富んだ家臣たち
信玄には、「武田二十四将」と呼ばれる家臣たちがいました。いずれも、信玄の人材活用術に基づいて、抜擢された重臣たちでした。
彼らは、いわば信玄家臣団の選抜組ですが、その顔ぶれをみると、実に多彩なことに気づかされます。
●信玄の血縁者…武田信繁、武田信廉など
●譜代の家臣…板垣信方、馬場信春、秋山信友など
●他国の国人で新規に召し抱えられた者…真田幸隆など
●浪人していた者…山本勘助、内藤信豊
●農民出身の者…春日虎綱
このように信玄は身分にとらわれず、個性豊かな有能な人材とみると、積極的に登用したのです。
そして、各分野のスペシャリストである彼らの意見によく耳を傾け、家中の結束を図り、戦国最強の軍団を構築していったのでした。
2回にわたり、ご愛読いただきありがとうございました。
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