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【浮世絵で見る】江戸っ子たちの春の人気レジャー潮干狩りは一日がかりの大イベント!

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浮世絵で見る江戸時代の潮干狩り

一回の収穫量もかなり多く、遠浅の江戸湾のわりと沖まで出ていたことが窺える。アサリはざくざく獲れたし、今では高級食材の蛤やヒラメまで獲れることもあった。

浮世絵にも潮干狩りを楽しむ女性や子供とともに、バシャバシャと跳ねるヒラメを力業で押さえる男性の姿が描かれている。

着物の裾を膝まで上げて、かごいっぱいのアサリを抱えた女性、

潮が引いた際に残ってしまったのであろうタコの出現に慌てふためく男女、

カニを捕まえて遊ぶ少年たち。

暖かい春の陽気の中、足元をジャブジャブさせながら江戸っ子たちは思い思いに遊び楽しんだ。そして、午後から夕方にかけて潮が満ちてくるので、再び舟に乗って戻る。

戻ったら家族や親戚、仲の良いご近所さんはもちろん、その場に居合わせた人達も混ざり獲れたての江戸前の海鮮を味わっただろうか。

江戸っ子たちにとって、潮干狩りは早朝から海へと繰り出す一日がかりの一大イベントであったのだ。

 

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