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【いまさら聞けない】加賀百万石、百万石の大名…時代劇に必ず登場する「石高」っていったいどんだけ?

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ちなみに江戸幕府に仕える直属の家来である旗本や御家人は、すべて米で給料が支払われるので、札差と呼ばれる換金業者で米を換金していました。石がそのまま階級の差を表すともいえるので、せつないですね。

ちなみに百万石を超える藩は、加賀藩の150万石だけ。あの御三家でさえ、加賀藩の半分にも満たない石高でした。

尾張徳川家は、1671(寛文11)年 のとき、61万953石4斗2升5合。紀伊徳川家は、1619(元和5)年のとき、55万5000石。水戸徳川家(水戸藩)は、1701(元禄14)年のとき、35万石です。いかに加賀藩の土地が豊かなのかが、うかがいしれますね。

ちなみになぜ「石」という単位を使うのでしょう。

古代の中国では「石」は質量の単位で「セキ」と読み、体積の単位は「斛」で、この読みが「コク」でした。日本ではこの単位が伝来したあと、なぜか体積を表す字として「石」を使い、読みは「コク」となったそうです。

うーん、ややこしい。

参考:『日本歴史大事典 2』『ビジュアルワイド 江戸時代館

 

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