NHK大河ドラマ「麒麟がくる」ではまだまだ先の話になりそうですが、明智光秀に立ちはだかるライバルといえばそう、豊臣秀吉。徐々に頭角を現していますね。一般的なドラマでは描かれない、秀吉のプチ裏話を一挙にご紹介!
織田信長の遺体の代わりに何を入れた?
信長の葬儀は、だいぶ下って本能寺の変から四か月後。遺体は寺とともに焼け切ってしまい、骨すらも判別できませんでした。
そこで秀吉は香木(沈香)で二体の木造を彫り、一体を棺に埋めさせたとか。
葬儀を行ったのは京都の臨済宗大徳寺派の大本山、京都大徳寺。大徳寺内には菩提所が創建され、遺体の代わり焼いた木像の灰が埋められたそうです。
朝鮮行ったら虎捕ってきて
秀吉は無類の肉好きだったそうです。精力がつくというのがその理由だったそう。
「加藤清正の虎退治」は槍一本で虎に立ち向かう清正が描かれ誇張されておりますが、秀吉が虎の肉を清正に所望したことから、この逸話が生まれたようです。
虎の肉は滋養強壮に優れ回春作用もあるとされており、日本ではなかなか手に入らないがため、清正がその肉を朝鮮出兵のおりに手に入れたとのこと。退治というより、狩りですね。
小田原の北条攻めで大茶会
天下統一のため、北条の大包囲網を敷いた秀吉。膠着状態のなか「一夜城」と呼ばれる石垣山城を築城し、北条軍を戦意喪失させたといいます。一夜城といってもその実、築城には三か月弱を要しており、長い籠城戦になると踏んだ秀吉の本気度がうかがえます。
更にその城に千利休も呼んでたびたび大茶会を開き、余裕をみせつけたとか。また、小田原城下には遊女が集まり芝居小屋が立ち並び、大いに賑わったといいます。北条側も臍を嚙む思いだったでしょうね。