あの「三密」とはもともと空海の教えの言葉だった。高尾山に存在する「三密の道」とは!?
「三密」という言葉は、もはや日本中で知らない人はいないくらい、定着した言葉です。
2020年の3月、厚生労働省や都知事などが公表して以来、すっかり「三密」は新型コロナウイルス感染拡大予防対策のキーワードとしておなじみになりましたよね。
でも、この「三密」という言葉。実は、真言宗の宗祖・弘法大師(空海)の教えとして昔から大切にされてきた言葉なのです。
そして、都内屈指の観光名所・高尾山に、「三密の道」が存在しています。どのような意味があり、どのような場所なのかご紹介しましょう。
新型コロナウイルスで一躍有名になった造語「三密」
厚生労働省や政府などが、新型コロナウイルスの感染拡大予防策として打ち出した「三密を避ける」という言葉が、あっという間に広がりまったのが3月中旬から末ごろ。
- 換気の悪い密閉空間
- 大勢が集まる密集場所
- 間近な距離で会話や発生をする密接場面
を避けましょう!ということでしたね。
米国でも、「Three Cs」という言葉で、Closed spaces・Crowded places・Close-contact settingを避けようと、三密が使われていました。
2020年の3月に誕生した、新しい言葉「三密」。
これを聞いて、ある真言宗のお寺のご住職は「え!なぜ弘法大師さまの教えが!?」とびっくりしたそうです。