昭和天皇の活動や言動記録を黒塗り無しで全文公開「昭和天皇実録」
昭和天皇の活動や言動を記録した「昭和天皇実録」が3月中の完成に向け制作が進行しており、宮内庁幹部や担当職員らが点検作業を進めているそうです。来年度以降、出版社を決めて数年かけて公刊されます。
「昭和天皇実録」は昭和天皇の誕生(1901年)から大喪の儀式終了(90年)までを編年体で構成されたもので、昭和天皇の活動や言動が全文公開されます。
大正天皇実録では多くの部分が黒塗りされおり「歴史への冒瀆」という声もあったそうで、今回の昭和天皇実録では黒塗りは行わずに全文公開する方針となったそうです。
完成した実録は4月以降に天皇陛下に「奉呈本」として献上された後、同じ内容の「副本」が情報公開請求に応じて公開される。また、来年度に出版社を入札で決め、順次、公刊していく。分量は索引含めて20巻ほどになるという。
via: 「昭和天皇実録」、3月完成へ 黒塗りせず全文公開の方針
写真: 朝日新聞社提供