消費税増税の余波はこんなところにも。
日本郵便は、2014年4月の郵便料金値上げに伴い、新料金に対応して新しく発行される切手のデザインを公表しました。新発売の普通切手は全11種類で。2014年3月3日から全国の郵便局で販売を開始します。
2円切手には「エゾユキウサギ」が、205円切手には「縄文杉」が描かれています。2円と310円の切手は十一年半ぶりの復活ですが、デザインは一新。郵便はがきも料金改定に合わせて十種類の新デザインが発行されます。
新しい切手のデザインはいずれも日本の自然をテーマとし、52円はソメイヨシノ、82円はウメをそれぞれあしらったデザインに。
また、205円は鹿児島県・屋久島の縄文杉、280円は三重、奈良、和歌山の三県にまたがる吉野熊野国立公園にある那智の滝(和歌山県)、310円は利尻礼文サロベツ国立公園(北海道)と、日本の景勝地がテーマになっています。
通常はがきはヤマユリ、山桜、胡蝶蘭と華やかなイメージ。郵便はがきは全10種類、郵便書簡は1種類、特定封筒(レターパック)は2種類が新料額で発行されます。 特定封筒のみ、発行日は2014年3月24日(月)で、各郵便局で旧料額の在庫がなくなり次第、新料額に切り替えて順次販売されます。
新料額への移行に伴い、これまで販売されてきた旧料額の普通切手や郵便はがきは、2014年3月31日(月)をもって取り扱いが終了。1994年に発行された80円切手の「ヤマセミ」や、90円切手の「カルガモ」なども、姿を消すことになります。
すでに購入済みの切手やはがきなどは、引き続き使用が可能です。エゾユキウサギの2円切手が大活躍しそう。
さよなら、ヤマセミ。カルガモ。
新料金の適用は2014年4月1日から。