着物の素材感が動画でわかる!男の着物ブランド「和次元 滴や」が新作コレクションを発表
人気の男の着物ブランド「和次元 滴や」から、2020年の春コレクションが発表されました。「滴や」のコレクションはこれまでJapaaanでも紹介していますが、今回の新作もオリジナリティ溢れる大胆なデザインが満載です。
今回は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、東京及び名古屋での発表イベント が中止となり、オンラインショップと京都店のみでの販売とのことで、実物を見る機会が減ることから、なんと新作着物の質感や風合いなどがオンライン上で体感できるように、Youtubeに紹介動画が公開されています。
例えばこんな感じ。
この動画が実にわかりやすい!「滴や」の着物には個性豊かな素材が使われているので、どんな質感か知りたい時にかなり助けになることでしょう。
新作では「紙子(かみこ)」や麻を中心としたブランド『浮世しのぎ』を特集。それでは、「滴や」の「2020 SPRING COLLECTION 」を見ていきましょう!
紙子+麻のローブ
透かしのある紙子の裏に赤い麻布を忍ばせたスタンドカラーのローブ。昨年のコレクションでは、型染めによる柄物を展開したが、今年は 絞り染などの染め加工と、刺し子や織り加工との組み合わせによる調和も見所の1つ。
麻絞り染の和慈羽袖
絞り染による青竹色を縦に流した麻の和慈羽袖。裏には多色ムラ染の横段柄を配している。この羽袖の素材は、生成りに下染めし、シワ加工した麻生地に、青竹色の絞り染めが施してある。模様の縦の流れは印象的で、両袖を下ろした羽織形態での後ろ姿など、青竹色が放射状に広がり壮観。
絹の玉虫織 風土ローブ
シルバーから時折 赤を滲ませる玉虫織と、鈍い叢雲のような模様とを合わせた、絹の風土ローブ。赤を滲ませるシルバーの玉虫織は刀身に、前立て・袖口やフードの裏に配しエッジを効かせている冷たげな叢雲の柄を刃文に見立て、最上の素材をふんだんに使い 日本刀のイメージに纏めている。
オーロラ・ウロコの陣パーカ
オーロラ色の箔押しが鱗のように覆い尽くした陣パーカ。フードの立体感は金属的。近未来を通り越して、もはや宇宙的と言えるテキスタイルを、力強さが漲るフォルムへと封じ込めて、唯一無二の陣パーカに。