本能寺の変は女性が原因?織田信長のお気に入りだった明智光秀の妹・御ツマキの方とは?:2ページ目
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その死が歴史を大きく変えた?可能性も
古来、権力者の身辺に女性を侍らせ、その寵愛に乗じて力を得た事例は枚挙に暇がありませんが、その栄華は寵愛に比例する非常に不安定なものです。
御ツマキの方の力添えによって出世した?光秀もまた、彼女の死を境に政治基盤が傾き、ついには謀叛を起こすまでに追い込まれてしまいましたが、もし彼女が生き永らえていたら、歴史は大きく変わっていたのかも知れません。
ちなみに、御ツマキの方の死因については不明ですが、もし彼女が天寿を全うしたのでも、あるいは病死でもなかったとしたら、その背後には政治的な権力闘争が繰り広げられていた(=反明智派による暗殺の)可能性も考えられるなど、興味は尽きないところです。
※参考文献:
英俊 他『多聞院日記 第3巻(巻24-巻31)』三教書院、昭和十1935年
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