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江戸浅草が発祥!?福にあやかれ、信ぴょう性の高い「招き猫」発祥の伝説

江戸浅草が発祥!?福にあやかれ、信ぴょう性の高い「招き猫」発祥の伝説:2ページ目

ある老婆が貧しさゆえに愛猫を手放しましたが、夢枕にその猫がたち「自分の姿を人形にすれば福が授かる」と伝えます。老婆は猫の姿を浅草名物の今戸焼に象り、現在の浅草神社(三社様)の脇で売りだしたところ、たちまち評判になったということです。

招き猫発祥を名乗っている場所は全国各地にありますが、東京の地誌を徳川家康が入城した天正18年から明治6年まで記した『武江年表』(ぶこうねんぴょう)や、須藤由蔵という町人が記した『藤岡屋日記』に招き猫の記述がありますので、浅草で招き猫が売られていたことは間違いないようです。

当時は「金銭や福徳を丸く勢〆ると」という縁起担ぎで、後ろの腰辺りに「丸に〆」の陽刻がされていたため、丸〆猫(まるしめのねこ)とも呼ばれていたということです。

現在も今戸焼の名の名残は浅草の今戸神社にありますので、縁結びもかねて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

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