大相撲の外国人力士の中にはエクステやストパーをして髷を結っていた人もいた:2ページ目
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縮れた髪にストレートパーマをかけてきれいな大銀杏を結った
さて、髪質が原因で髷が結いにくいといえば、くせ毛や天然パーマの力士も同じです。
元大関・小錦や元横綱・曙など、恵まれた体格と圧倒的なパワーで大活躍したハワイ出身力士たちを悩ませたのが、くせの強い髪質でした。
小錦と同じ高砂部屋所属で、床山の最高位である特等床山まで昇りつめ「伝説の床山」とまで呼ばれた床寿(とこじゅ)さんの技術でも、小錦の大銀杏はなかなかきれいに結えませんでした。
そんなとき、元美容師だった床寿さんの奥さんのアイディアで取り入れられたのが、ストレートパーマでした。
ストレートパーマの効果は抜群でした。だから、私たちの知る本場所での小錦の髪型は、いつもきれいな大銀杏になっていたのです。
小錦より後に入門した元横綱・曙や武蔵丸も、現役力士時代はストレートパーマをかけ、髷を結いやすくしていたのだそうですよ。
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