お坊さんってどうして「坊主頭」なの?髪のあるお坊さんがいるのはどうして?
お坊さんと言えば「坊主頭」!でもなんで?
「お坊さん」といえば、多くの方が「坊主頭」をイメージすることでしょう。
しかし、そもそもなぜお坊さんが「坊主頭」なのかについては「そういうものだから」という認識で、改めて考える機会は少ないのではないでしょうか?
また中にはお坊さんなのに剃髪をせず、普通の髪型の方もいますよね?
今回は、お坊さんはどうして剃髪して「坊主頭」なのか、また「坊主頭」のお坊さんと普通の髪型のお坊さんにはどのような違いがあるのかについて考えてみましょう。
そもそも「坊主」とは何を意味していたの?
現在では当然のように「髪の毛がないスキンヘッドの人」のことを指す「坊主」という言葉ですが、本来は髪の毛とは関係ない言葉でした。
元々「坊主」は「房主」と書かれ、お寺の主人である住職のことを指す呼称だったのです。僧侶として十分な経験がありながらも、住職として僧房(坊)を持たない僧侶のことは「法師」と呼び、区別されていました。
それが中世以降、次第にお坊さん全体のことを「坊主」と呼ぶようになり、剃髪したお坊さんのような髪型のことも「坊主頭」と呼ぶようになりました。
2ページ目 剃髪するかどうかは宗派次第?必ず「坊主頭」なのは?