お坊さんってどうして「坊主頭」なの?髪のあるお坊さんがいるのはどうして?:2ページ目
剃髪するかどうかは宗派次第?必ず「坊主頭」なのは?
さて、お坊さんが「坊主頭」かどうかは、宗派によって異なります。
普段からいかにもお坊さんらしい坊主頭で生活しているのは、曹洞宗、臨済宗などの禅宗系の僧侶です。彼らは毎月、4と9のつく日に頭を剃る決まりとなっています。
これには「欲(四九)を断つ」という語呂合わせと、『上堂』と呼ばれる偉いお坊さんの話を聞く修業(毎月5・10・15・20・25・30日)の前日に身を清めるためという意味合いがあります。
また真言宗の僧侶の場合も、修行の時と数年に1度の大事な儀式の時には剃髪が義務付けられます。しかしそれ以外の時には「各自自由」とされているため、普段から坊主頭にしているお坊さん、普通の髪型にしているお坊さんなど、個人差があります。