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水戸黄門、実は自分では旅をせず儒学者を日本各地に派遣していた。そして助さん格さんは実在の人物

水戸黄門、実は自分では旅をせず儒学者を日本各地に派遣していた。そして助さん格さんは実在の人物

助さん格さんは実在した人物がモデル

ちなみに、作中に出てくる助さん格さんは、実在した人物がモデルになっており、助さんは佐々十竹(ささじゅちく・介三郎宗淳)(1640~1698)、格さんは安積澹泊(あさかたんぱく・覚兵衛)(1656~1737)という人物が元になって生まれたキャラクターです。

佐々十竹、安積澹泊もともに、光圀が彰考舘で大日本史を編集されたときに、史臣の中で彰考舘の総裁になった人物です。特に、佐々介三郎は光圀公の命により神戸・湊川に長期間滞在し、『嗚呼忠臣楠子之墓』を建てて後世に大きな影響力を与えました。

また、安積澹泊は、その晩年に、新井白石・荻生徂徠といった一流の学者と交流を深め、水戸史学を代表する学者として信望を高めました。

参考:三代目旭堂 小南陵、島田 大助『よみがえる講談の世界 水戸黄門漫遊記』

 

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