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本物の信玄はどんな顔?ダルマのような恰幅のよい有名な武田信玄像は別人説

本物の信玄はどんな顔?ダルマのような恰幅のよい有名な武田信玄像は別人説:2ページ目

このことから、近年この肖像画に描かれた人物は能登の守護大名・畠山義続でではないか、という説が有力になっています。仮にこの人物が義続であれば家紋の件も納得がいき、能登の守護大名であれば等伯との接点も考えられます。

本物の信玄はどんな顔?

では、本物の信玄はどんな顔をしていたのでしょうか?

その答えになりそうなのが、成慶院と同様、高野山にある持妙院が所蔵している信玄像です。こちらの信玄像は折烏帽子をかぶり、直垂を着ており、成慶院の肖像画の人物よりずっと若く、30歳くらいにしか見ません。頬ひげはなく、口ひげも薄いです。直垂には剣花菱の紋も入り、説得力もあります。

信玄は謙信と対で語られることが多く、容貌についても謙信の颯爽とした美男子のイメージに対して、威厳に満ちた堂々たる体躯のイメージが強い人物。

ところが、信玄の実像が伝えられているものとちがうとなると、もしかしたら謙信の実像すらも勘繰りたくなる方もいるのではないでしょうか。

参考『武田信玄:芳声天下に伝わり仁道寰中に鳴る』笹本 正治

 

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