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「前畑ガンバレ!」前畑秀子のレースの裏側「いだてん」第36話振り返り:3ページ目
「がんばれ」に引きずられた人がもう一人
そして、「がんばれ」で印象的なのがもう一人いましたね。実況アナウンサーの河西三省アナです。「がんばれ」を連呼するあの伝説的な実況はどのように生まれたのか。
決勝当日、河西アナウンサーは体調が悪かったそうです。そのため、彼自身も周囲のアナウンサーや現地スタッフから「河西さん(実況)がんばれ」「がんばれ」とレース直前まで励まされていたのだそう。そして、放送席の近くでは陸上選手たちが「がんばれ」と前畑を応援している。
体調の優れなかった河西アナウンサーは、それらに引きずられるようにして「がんばれ」を連呼してしまったのだといいます。ちなみに、ドラマではトータス松本演じる河西が「ゲネンゲル」選手を「ゲネルゲン」と言い間違えるというシーンがありましたが、あれも史実どおりです。
「実況というより応援放送だ」とか批判もされた実況でしたが、あの強烈な印象があるからこそあの伝説のレースは魅力的なものとして記憶されているのでしょう。
参考: 笹川スポーツ財団
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