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息子の死で側室を全員追放!日本三大悪女のひとり「日野富子」とは?その1

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息子の死で側室を追放!

結婚したものの、富子はなかなか子供に恵まれませんでした。その代わり側室たちには子供が。気の強い富子はもう、この時点で嫉妬の火メラメラなのです。

結婚して3年ほど経った長禄3年(1459年)1月9日、ようやく待望の第1子の男の子が生まれましたが、残念なことにその日のうちに亡くなってしまいました。嘆き悲しんだ富子は、愛息の死を義政の乳母である今参局(いままいりのつぼね)が呪いを掛けたせいだと言い始めます。そして彼女を琵琶湖沖島に流罪にしてしまったのです。

実は今参局は義政の乳母でありながら、義政が成長してからは愛人でもあったという説もあり、富子は元々今参局に嫉妬していた可能性があります。その思いが、待望の長男の死に際して爆発してしまったのかもしれません。

一方、富子のやり方にプライドを引き裂かれた今参局は流刑地に流される途中で自殺します。しかし富子はそれに飽き足らず、義政の側室4人も追放しました。富子の悪女説は、こんなところから始まったのでした・・・。

(その2に続く)

 
 

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