和食上手は出汁上手!煮干を用途で使い分けてみよう
味噌汁、煮物、出汁巻き卵、お吸い物・・・etc.
和食には出汁を使った料理がたくさんあります。また、普段の料理では出汁を使っていなくても、出汁を上手に使うことでワンランク上の上品な味わいの料理にすることが可能なものもたくさんあります。
そんな出汁をとるのに利用する食材の1つに煮干があります。煮干というと小さな魚のカラカラに乾いたものを想像しますよね。この一般的に想像される煮干の原料となっているのは、片口いわしです。
煮干というとコレ、というイメージがあるのですが、実は煮干には他にも色々な種類のものがあるのです。
例えば、「あご」と呼ばれるトビウオの煮干や、アジの煮干・かまぼこの原料となるエソという魚の煮干などもあります。
煮干にはこのように様々な種類があります。そしてもちろん種類ごとにとれる出汁の味わいが違います。そのため、料理に合わせてどの煮干を使うかというのをチョイスしていくと、出汁の良さが活きてきます。
煮干・昆布・かつお節のどれでとった出汁を使おうか、という選択を料理ごとにしているという方は比較的多いかもしれませんが、煮干の種類を料理ごとに使い分けているという方はあまりいないかもしれません。
片口いわし以外の煮干を取り扱っている小売店が少ないというのもその理由の1つかと思います。様々な種類の煮干を購入するためには、乾物などの専門店に行ったり、専門店の通販サイトなどを利用するのが良いでしょう。
また、出汁の取り方にも一工夫するとぐっとおいしさが増していきます。30分程度水につけて火にかけるという方法でももちろんおいしい出汁がとれますが、時間がある時には一晩お水につけてじっくりと出汁をとるようにするとより上品な味わいが楽しめます。