明治時代の海外向け花火カタログの味わい深いイラストがとっても素敵!
横浜市立図書館のホームページで、明治時代の花火製造所である「平山煙火製造所」が海外に向けて作成した当時の花火カタログを紹介していました。
「平山煙火製造所」を岩田茂穂と共に設立した平山甚太は、明治16年(1883年)に日本人で初めてアメリカの特許を取得した人物なんだそうで、取得した特許の内容が気になりますが、発明の名称は「Daylight Fire-works」で、「昼花火」というもの。
「昼花火」とはその名の通り昼間に打ち上げる花火で、打ち上げた花火が爆発すると中から人形などが飛び出す仕掛けになっていて、この特許をアメリカで取得しました。
その昼花火のカタログが、横浜市立図書館のデジタルライブラリで公開されているのですが、時代を感じさせるテイストでデザイン的にとても面白いんです。昼花火の仕掛けの数も日本的なものから海外向けのものまで想像以上に多く驚かされます。
公開されているカタログの中には「平山煙火製造所」が制作した、夜に打ち上げる通常の花火のカタログもあるのですが、こちらもデザイン的にとても素敵。
黒背景で様々な花火の形をシンプルに紹介しているだけなのですが、伝えるためのデザインに終始するスタイルが逆にそそられます♪
横浜市立図書館では「平山煙火製造所」に関連した計8点の資料へのリンクを紹介していますので、是非チェックしてみてください。
横浜市立図書館 – 平山煙火カタログ (via:Fubiz Media)