なんだこの中毒性は!日本の町工場の"音"が素材の音楽レーベル「INDUSTRIAL JP」がカッコよすぎ
これはかなり素敵なプロジェクトですよ!初めて知った時、鳥肌ブワッとなりました!
なんとなんと"日本の町工場"を音楽レーベル化するプロジェクトが始動しています。
「INDUSTRIAL JP」というレーベル名で活動を行なっている本プロジェクトの仕組みはというと、
- 町工場にて、録音と撮影をする
- ミュージシャンにその素材を渡す
- 楽曲とミュージックビデオがを完成
という流れで、町工場で日々発し続けられる音を素材に、DJやアーティストが楽曲を作り上げるというもの。まさに町工場とアーティストによるコラボレーションで生まれる音楽なんです。
日本の町工場の高い技術力は世界的にも知られていますが、グローバル化などにより国内産業縮小の影響を受けている状況は深刻です。そんな町工場の高い技術力を絶やさないように魅力を発信するために活動を始めたのがこのINDUSTRIAL JP。
楽曲はMVとともにホームページにアップされていますので誰でも聴くことができます。そのクオリティのまた高いこと。いくつか楽曲をご紹介します。
小松ばね工業 × DJ TASAKA
なんとDJ TASAKAによる楽曲です。ばねを製造する際の複雑な音たちを使用して作られた、超イルな、エレクトロ・テック・ファンク。小松ばね工業は「精密ばね」の製造に特化した企業。
新栄工業 × DJ Gonno
ハウス/テクノDJのDJ Gonnoにによる楽曲。一定のリズムを刻み金属版をプレス加工する工場の重厚な反復音を立体的な音響でトラックに封印。
この他にも楽曲が公開されており、11月1日現在、全6曲を視聴することができます。楽曲もさることながらMVに映し出される機械の反復動作がかなり中毒性ありますね。特に大きな変化もないのですが見入ってしまいます。
近年、町工場の技術を絶やさないために様々なプロジェクトが立ち上がっていますが、今回紹介した「INDUSTRIAL JP」には"かっこいい"と感じられる要素が多く含まれていて、より多くの人にリーチする要素を持ったプロジェクトではないでしょうか。これからの活動も気にならずにいられない。
このプロジェクトがさらに盛り上がりを見せ、エンジニアの間で「あの音はあの工場でしか出せないんだ…」みたいな会話が飛び交う日も近いかもしれませんよ。