伝統芸能・落語の「寄席」へ行こう──寄席デビューに必要なのはこれだけ!基本ルールや楽しみ方
日本の伝統芸能、落語。
外国出身の噺家さんが活躍するなど、国内外を問わず根強い人気を誇ります。そして、落語を楽しむ場所として有名なのが「寄席(よせ)」です。
存在は知っているものの、訪れたことのない方も多いのでは?
「寄席に行きたいけど、チケットの購入方法が分からない」
「入場料は高いんじゃないの?」
となかなか一歩を踏み出せない方向けに、ここでは「寄席」の基本ルールなどをご紹介します。
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寄席とは
東京の浅草にある「浅草演芸ホール」に代表される「寄席(よせ)」。浅草演芸ホールがあまりにも有名なため、寄席は浅草にのみ存在すると思っている方も多いのでは?
実は浅草以外にも常設の寄席はあるんです。ここでは寄席の歴史や都内に現存する寄席をご紹介します。
寄席の歴史
寄席の歴史は、江戸時代半ばにはじまります。それまで武士や貴族の間で楽しまれてきた滑稽噺を、不特定多数の客を相手に有料で聴かせる、いわば「落語家」のような存在が登場しました。
最初は大道などで行われていた興行でしたが、東上野にある下谷神社の境内にて5日間の興行が行われ、これが江戸初の寄席といわれています。
ちなみに、寄席発祥の地である東上野の下谷神社には、今でも記念碑が立っています。
寄席は何をするところ?
寄席とは、落語をはじめ漫談や浪曲、音曲などの古典芸能が上演される大衆的な演芸場のことです。
一言に落語といっても、滑稽噺や人情噺、怪談噺などさまざまなジャンルの噺を聴くことができるうえ、マジックや切り紙芸などバラエティに富んだ演芸を鑑賞することができます。
また、テレビでお馴染みの落語家さんや漫才師を間近で観られる絶好の機会です。
寄席では事前に公演内容や出演者が決まっているため、HPなどでプログラムを確認してからお出かけの予定を立ててみるのはいかがでしょうか?

