にょろにょろ伸びる県境…あなたは福島県の本当の形を知っている? 飯豊山に込められた福島県民の強い思い
さて突然ですが日本人の皆様。日本地図で福島県といえばどのような形を思い浮かべますか? 正確に描けなくても、下のような固まりの形の印象があるでしょう。
しかしこの形は本物の福島県の形ではなく、実は北西からにょろにょろと触手のように、面積が伸びているのです。
下の地図を見てください。白い部分が福島県なのです。
なぜこんなことになっているのでしょう?
ずばり結論からいうと、山頂にある飯豊山神社への「参道」がその正体。この参道はほぼ登山道となっています。
日本は山岳地帯なので山の稜線が県境になっていることが多く、この登山道も福島県の北西から「飯豊山」付近までの県境に沿って細く伸びています。
山形県と新潟県に挟まれたこの県境は幅90センチ、最も細いところで幅約50cmといわれ、約7km続いています。尾根をつたう細い登山道だけが福島県となっており、道の右側は山形県、左側は新潟県です。
この登山道と山頂付近の住所は、福島県喜多方市。
いや、筆者も飯豊山はてっきり山形県だと思ってました。
ではなぜこんなことになったのでしょう?
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