葛飾北斎と”信濃”の関わりを通じ北斎の画業を紹介する特別展「葛飾北斎と3つの信濃 -小布施・諏訪・松本 -」開催
浮世絵師 ・葛飾北斎と”信濃”との関わりを通じて北斎の画業を紹介する特別展「葛飾北斎と3つの信濃 -小布施・諏訪・松本 -」が開催されます。
本展は、日本が世界に誇る浮世絵師・葛飾北斎の画業を、小布施、諏訪、松本という信州の視点から振り返る展覧会です。
小布施で描いた北斎晩年の傑作、「上町祭屋台天井絵「女浪 」図」(長野県宝)と「東町祭屋台天井絵「鳳凰」図」(長野県宝)が揃って展示されるとともに、北斎もその建築に大きく関わった「上町祭屋台」(長野県宝)も公開されます。
そして、100年以上行方が知れず幻の作品といわれた「隅田川両岸景色図巻」は、北斎作品の最長といわれる長さ716㎝の紙本巻物の肉筆画で、北斎壮年期の傑作と評された作品であり、展示箇所を変えながら、全会期にわたって観覧できます。
また、小布施町にある岩松院本堂21畳の天井に描かれた北斎の大作「鳳凰図(通称・八方睨み鳳凰図)」をデジタル化し、原寸大で再現した「高精細複原図」(縦5.5m×横6.3m)を上町祭屋台とともに天井高 7.2mの展示室で展示されます。
「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」など、世界に知られた北斎の代表作「冨嶽三十六景」全46図も全会期にわたって展示されます。
特別展「葛飾北斎と3つの信濃 -小布施・諏訪・松本 -」は2023年7月1日~8月27日の期間、長野県立美術館で開催されます。