ここで改めておさらい、お目出度い和柄の伝統文様の定番モチーフ
着物や風呂敷、最近では和のグッズ以外にもいろいろ用いられている和の定番モチーフ。
でも、使うのはお正月くらいだし、松竹梅くらいならわかるけど他はあまり意味もわからないな、なんて方も多いのではないでしょうか。
そこで改めて和の定番モチーフから、縁起のよいもの、お目出度いものを集めてみました!
まずは基本の松竹梅から。
寿命が長い木のため長寿や成熟のイメージとして、一年を通じ緑の葉を絶やさないことから長寿の象徴とされる「松葉」
冬でも青々としており勢いよく生長することから威勢がよいイメージとして、成長や発展を表すモチーフとして「竹」
単体では春の訪れを喜ぶ新春のモチーフとして、松竹梅の組み合わせではおめでたい柄として「梅」
その他の植物のモチーフにはこんな意味がありました。
自然に目を向けるとこちらにもたくさん。
海の波を様式化した文様。同じ波がどこまでも続くことから平安・繁栄のイメージとして「青海波」
千鳥=千取から、目標達成や勝運祈願という意味が込められている「千鳥」
鶴は千年生きる長寿の鳥とされるため、特に長寿のモチーフとして「鶴」
さなぎから美しい成虫になるため復活や変化の象徴として「蝶」
こちらは移り気という意味もあるので結婚式などには注意。
亀の甲羅を様式化した文様。亀は長寿の動物とされることから縁起のよい「亀甲」
人間だもの、やはり美しいもの、宝物系も欠かせません。
末広がりの形状から縁起柄とされ、出世開運、技芸上達を象徴する文様「扇」
平和・円満を意味する輪を無限に重ね、無限に続く吉祥、子孫繁栄を表す「七宝」
いかがですか?
思いのほか多くのモチーフがあって、ちょっとびっくりしてしまいますね。
一つ一つに込められた先人たちの願いを想像すると、なんだかほっこりした気持ちにもなれそうです。