恩義を忘れない義理堅い北国の男!それが日本のサンタクロース「三太九郎」だ【前編】
12月に入ると、街はイルミネーションに彩られ、一気にクリスマスの雰囲気になりますよね。そして、メディアでは海外のクリスマスを迎える様子や、サンタクロースの話題が流されます。
サンタクロースというと、恰幅のいい体型に白いヒゲ・赤い衣装のイメージが一番ポピュラーです。
けれども、日本発祥のサンタクロースは、北国生まれの義理人情に厚い男・三太九郎(さんたくろう)だとか。どのようなお話なのでしょうか?
サンタクロースの由来って?
サンタクロースは、シント=ニコーラス(シンタクラース)というオランダの神話的存在が元祖だという説があります。
そして、「貧しさのあまり3人の娘を身売りさせなければならない家のことを知り、その家の暖炉にぶら下げられた靴下の中に金貨を入れ、窮地を救った」という逸話もあるのです。
呼び名も見た目も異なる世界のサンタクロース
誰もが知っている、白い縁取りのある赤い上下の服に赤い帽子、大きな白い袋を担いだ「サンタクロース」はアメリカが発祥。
イギリスでは、緑の衣装に白いヒゲの「ファザークリスマス」。イタリアは、緑の衣装に弓矢を持った愛の聖者として有名な「バレン」。
ドイツでは、サンタクロースは双子で、紅白の衣装を着たサンタと黒・茶色の衣装を着て悪い子にお仕置きをするサンタ(クネヒト・ループレヒト)。
そしてロシアでは、ブルーの衣装を着て孫娘を連れている「ジェド・マロース」……など、国によって異なります。
クリスマスも、イタリアでは1月6日まで続き、ロシアやエチオピアは1月17日、オランダは12月6日と25日の2回あるそうです。
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