ピュアと冷酷の二面性。2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」主人公・北条義時の逸話を紹介
この記事では、NHKで2022年より放送される「鎌倉殿の13人」を、より楽しめる北条義時(ほうじょうよしとき)の意外な一面について紹介します。
北条義時とは
北条義時は鎌倉幕府2代目執権であり、源頼朝の妻・北条政子の弟です。
初代将軍「源頼朝」の亡き後、2代目将軍「源頼家」や3代目将軍「源実朝」を支え、頼朝が実現しようとしていた鎌倉幕府の政治基盤を築きます。
政敵を徹底的に潰し、敵対するなら実父ですら失脚させるなど、冷酷な振る舞いをしていた義時は「権力のために他人を蹴落とす悪人」と呼ばれることもあったそうです。
そんな冷酷な一面を持つ義時にも、ピュアすぎる恋愛エピソードがありました。
義時の片想い
義時は28歳の時に鎌倉幕府の女官・姫の前という女性に恋をします。義時は姫の前に何度もラブレターを送りますが、姫の前からの返事はありませんでした。
というのも、鎌倉時代における結婚では「家柄」が重要視されており、当時の「北条」という家柄は出自もわからない田舎の弱小氏族だったのです。
それに対し、鎌倉幕府の女官というポジションはバリバリのエリートコースであり、姫の前は義時のことを「自分に値しない男」と捉えていたのでしょう。
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