「あけおめ」イン・ベトナム。ハノイで日本の正月文化紹介イベント「Ake Ome! 2014」開催
「あけおめ」。
もちろん「あけましておめでとうございます」を極めて省略化した表現です。人によっては「ことよろ~」と気軽に返してもらえる親しみあふれる言葉であり、人によっては「それ、死語だよ」と返される言葉であり、人によっては「何でもかんでも略するな!!!」と激怒したりする言葉であります。
いや、激怒は大げさかも知れませんが、でも、何処でも誰に対しても「あけおめ」が通るかといえば、そんなことはありません。ちゃんとしなければいけないところは、ちゃんとしなくてはいけない。ただ、友人レベルでは「あけおめ」ぐらいのノリの言葉の方が、仮に「死語使うな」と笑われたとしても、よりベターであるとは言えます。「旧年中はどうたらこうたら」とか言われたら、恐いでしょ。金借りに来たのかとか、思うでしょ。
親密で現代的な日本語としての地位を確立した感のある、「あけおめ」。そんな「あけおめ」をタイトルにした日本文化フェスが、なんとベトナムで開催されます。その名も、「Ake Ome! 2014」。
ハノイ市のザンボー見本市センターで行われるというこの「Ake Ome! 2014」、内容はタイトル通り、日本の正月に関する文化を紹介するというもの。正月料理の定番ものや、門松・破魔矢・達磨・おみくじなど、我々に馴染みのアイテムがずらりと並ぶんだとか。でも、それだけなら「あけましておめでとうございます」という感じです。「あけおめ」の軽さがありません。とか思ってたら、こんなイベントも用意されてましたよ。
現代日本文化のマストアイテム・コスプレのコンテストも、しっかり開催されます。ベトナムでも、若者の間でコスプレは大人気だとか。現代的です。伝統的な側面と現代的な側面の両輪で、日本文化がしっかりと伝わってます。
「Ake Ome! 2014」は、12月29日開催。当日ハノイにいらっしゃる方は、会場で現地の若者と「あけおめ~」「ことよろ~」とコミュニケーションを図るのも、楽しいかも知れません。
Ake Ome 2014 – facebook
ハノイ:日本文化祭り「Ake Ome! 2014」、12月29日開催 – 日刊ベトナムニュース