日本人は昔から擬人化好き♡猫を擬人化させたキュートな浮世絵「おもちゃ絵」を一挙紹介!
江戸時代に開花した浮世絵には「名所絵」「美人画」「役者絵」「春画」など、さまざまなジャンルがありましたが、主に子供たちに向けて描かれた浮世絵を「おもちゃ絵」や「あそび絵」と呼びます。
浮世絵とは?錦絵との違いや版画ではない肉筆浮世絵など作品と共に紹介します
浮世絵とは?浮世絵とは江戸時代に成立した絵画で、日本画のジャンルの一つです。浮世絵の"浮世"とは元々は「現代風な」「当世風な」「好色」といった意味を持っており、浮世絵で描かれるテーマはその時代の暮…
おもちゃ絵にも”双六”や”着せ替え絵”などさまざまな種類がありましたが、”擬人絵”も人気ジャンルのひとつでした。”擬人絵”は文字通り犬猫を始めとした動物などを擬人化して描いた浮世絵です。
今回は擬人絵の中から、猫を擬人化させ描いたおもちゃ絵を紹介します。浮世絵で猫と言えば、無類の猫好きとして知られる歌川国芳が有名ですが、今回は歌川国芳以外の絵師たちが描いた江戸時代〜明治時代の作品を紹介します!
猫飼好五十三疋 (歌川国芳 画)
歌川国芳以外で…と言いつつ、最後はやはり国芳で締めておきましょう。国芳による猫のおもちゃ絵の中でも人気の「猫飼好五十三疋」。ご存知、「東海道五十三次」をもじった作品です。