歌川国芳、国貞、広重…。浮世絵界の最大派閥「歌川派」を最初に作っちゃったスゴい人って誰なの?:3ページ目
豊春の直属の門人は?
豊春に師事していた門人には、歌川豊国、歌川豊広、二代 歌川豊春など何人もいますが、その後、浮世絵界の最大派閥となる歌川派に成長するきっかけになったにのは、豊国、豊広の活躍、またその二人に師事していた絵師たちの活躍が大きいでしょう。
ちなみに歌川国貞、歌川国芳は豊国の門人、歌川広重は豊広の門人です。
以前紹介した、歌川派の絵師をまとめた系図を見ると、歌川派がどのように成長していったかがわかるでしょう。
浮世絵界の最大派閥!歌川派の絵師をまとめた系図がスゴい。どれだけ絵師を知ってる?
歌川豊春を祖とする浮世絵界の最大派閥である歌川派。こちらの記事もあわせてどうぞ![insert_post id=97393]歌川広重、歌川豊国、歌川国政、歌川国芳…。歌川派の有…
出生地や師事していた絵師が定かではなかったり、残された作品が少ないなど、歌川派の開祖にしては不明な点が多い豊春ですが、遠近法をより自然な形で作品に取り入れるなど、後に大きな文化となる浮世絵の基礎を作った人物の人であることは間違いないでしょう。