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ねね?おね?どっち?豊臣秀吉の正妻・高台院の本名に関する様々な説を紹介

ねね?おね?どっち?豊臣秀吉の正妻・高台院の本名に関する様々な説を紹介

ねね説とおね説、それぞれの主張

従来の「ねね」は夫である秀吉が宛てた手紙に「ねね」という記載があり、少なくとも秀吉が彼女を「ねね」と呼んだことがあるのは間違いなさそうです。

しかし、彼女自身が書いた手紙に「ね」と署名しているものが見つかり、本名は「ね」で、親しみを込めて頭に「お」をつけて「おね」と呼ばれたのであろうという説もあります。

この説だと、「ねね」は秀吉が間違えて二文字書いてしまった、あるいは親しみを込めたニックネームとして名前を続けて書いた(※例:ゆいちゃん⇒ゆいゆい)等と推測されます。

ただし、歴史学者の角田文衞によれば「署名に自分の頭文字だけ書く例は他にも多く見られ、合わせて鎌倉時代から江戸時代までの女性名で『ね』という名前は他に一例もないが、『ねね』なら鎌倉時代から一般的に使われていたことが確認される」などと反論しています。

どちらにも相応の主張があり、現時点での断定は難しいようです。

3ページ目 その他の名前も浮上

 

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