手洗いをしっかりしよう!Japaaan

元横綱・双羽黒の北尾光司が死去。相撲界に大きな影響を与えた「無冠の天才横綱」

元横綱・双羽黒の北尾光司が死去。相撲界に大きな影響を与えた「無冠の天才横綱」:2ページ目

あの人も横綱になるために苦労した!双羽黒が角界に与えた影響

ところが双羽黒は、その後「破門同然の廃業」という不祥事で、横綱在位わずか8場所で相撲界を去りました。

双羽黒の廃業騒動は、その後の相撲界に大きな影響を与えます。

まず、彼が年6場所制となった1958年以降、最短タイ記録の短命横綱に終わり、しかもそれが不祥事での廃業だったことから、彼が土俵入りで選択していた「不知火型」にあった「縁起が悪い」「短命になる」というジンクスの印象が強くなりました。

また「双羽黒の横綱昇進への判断は甘過ぎた」とされ、これ以降横綱昇進への基準が「大関で2場所連続優勝・またはそれに準ずる成績」と厳しくなりました。
このため後に横綱となった旭富士・貴乃花・白鵬などは、横綱昇進前に「大関で2連覇の内規を満たしていない」という理由で昇進を見送られる経験をすることとなりました。

3ページ目 横綱になれなかった小錦の影にも双羽黒!?

 

RELATED 関連する記事