「いだてん」第10話が放送されました。
前回は長い列車の旅で全員が鬱になっていましたが、今回誰よりも心がやられてしまったのは三島弥彦でしたね。日本人とは体格が全く異なる西洋人たちに交じって孤独に練習しなければならない状況、そして慣れない白夜の生活……とても前向きに練習を行える環境ではなく、無理もありません。
打って変わって金栗四三のほうは海外選手たちと打ち解け、おおむね精神状態は良好に保たれていましたね。先週のブラック四三がうそのよう。
ホテルの3階から飛び降りようとするところまで追い詰められた弥彦。四三のほうもまったく不安がないわけではありませんでした。そこへやっと団長である嘉納治五郎が到着!二人にも笑顔が戻るのでした。
このラストシーンで盛り上がったのが、プラカードの表記のことでした。現代のオリンピックを見てみれば「JAPAN」表記が当然のように使われていますが、ストックホルム大会は日本初参加の大会。そのため「表記、どうする?」となったわけです。
2ページ目 オリンピック史上唯一の「NIPPON」表記はどうやって決まった?