「髭」「鬚」「髯」…どれもヒゲ。3つも漢字がある理由はヒゲの生える場所で使い分けるから:4ページ目
まとめ
日本語ではこれらをまとめて「ひげ」と呼ぶことが多いですが、他の言語には口・顎・頬それぞれのひげを表わす言葉はあっても、日本語の「ひげ」に該当する言葉(総称)はないそうです。
諸外国ではひげに対するこだわりが強いのか、手っ取り早く「ひげ」と十把ひとからげに呼ぶなんてとんでもない!と(もしかしたら)思っているのかも知れません。
日本では江戸時代以降、あまりひげは一般的ではなくなりましたが、今でも男性らしさの象徴として、彼らの表情を魅力的に彩り続けています。
「髭」「鬚」「髯」……もし文章で書く機会があったら、ちょっと意識して使い分けてみるのも楽しいものです。