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まさに明治・大正時代のスカイツリー!?日本初エレベーターも設置された「浅草凌雲閣」って知ってる?

まさに明治・大正時代のスカイツリー!?日本初エレベーターも設置された「浅草凌雲閣」って知ってる?

日本で最初のエレベーターは「凌雲閣」

12階までどうやって上ってたの?と思った方。ご安心ください、エレベーターがありますよ。

現代人には当たり前のエレベーター。日本で最初に設置されたのがこの凌雲閣でした。凌雲閣のエレベーターは1階~8階に2つ設置されました。エレベーターには窓があり、壁3面には座布団が敷かれた腰掛が付いていました。

しかしこのエレベーター、開業日からいきなり故障…!翌年には落下防止装置が不十分という理由で使用中止になってしまいました。大正3年(1914)に使用が再開されますが、それまでの間は当然、階段を上っていました。

12階まで階段で上るなんて普通の人だったら、聞くだけで嫌になってしまいますよね。そこで、客足が遠のくことを避けるために企画されたのが、階段を上りながらのミスコンでした。4階から7階までに芸者100人の写真を貼り、来場者は階段上りながらその写真を見て投票する「東京百美人」という企画が始まったのです。

これで本当に人が集まるのか・・・という感じですが、客足はなんとか確保されたそうです。ちなみに、この「東京百美人」は日本で最初のミスコンでした。

3ページ目 倒壊。そして現代によみがえった凌雲閣

 

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