世界初の留守番電話を発明し、世界にイノベーションを起こした男「橋本和芙」:2ページ目
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橋本の発明はそれだけにとどまらず、「ナンバーディスプレイ」を導入した電話も開発しています。
また、彼は発明家としてのみならず、慈善家としてもしられており、1988年には「フォンテル基金」を設立、電話による通信技術の研究と発展に大きく貢献しました。
これらの功績が認められ、1982(昭和57)年に黄綬褒章が授与。また、1994年には、New Jersey Institute of Technology(ニュージャージー工科大学)から、名誉理学博士の称号が贈られました。
「必要は発明の母」とはよくいいますが、ちょっとした日常の課題から、留守番電話のようなイノベーションが起こるのかもしれません。
現在、電話の歴史は黒電話からショルダーフォン、携帯電話、そしてスマートフォンへと変化してきましたが、その変化の一つ一つがイノベーションの連続によって生まれたといっても過言ではないかもしれません。
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